
新国立競技場のデザインで有名な隈研吾氏が認めた木の問題を克服する技術
新国立競技場にも採用
隈研吾氏に認められ、氏の設計事務所でもこの技術はテストされ、チェックされました。
隈研吾氏は、数年先を見ているわけではなく、数十年、もしかしたらそれ以上先を見てデザインしているのではと思います。
その隈研吾氏デザインの新国立競技場に液体ガラス処理技術が採用されています。
腐らない汚れない変色しない、これが半永久的に続く技術。化学薬品を使わないこの技術が評価されました。
新国立競技場には日本の北から南まで47都道府県の木材が使われています。
気候の違いからそれぞれの木材には個性があります。
それを<適材適所>に使用するデザインはすごく楽しみです。
隈氏は木を使ったデザインが有名ですが、木だけでなく鉄やプラスチックや竹など使い、すばらしいデザインをされています。
素材を生かし、その素材で建築物を昇華させる。
その素材が数十年の短期間で破棄されるようなものでない方がいい、土地を汚さない、海を汚さない、そんな当たり前のことがここから普通になってくれればと思います。
薬品を使い腐らないようにした木材は 畳一畳分の広さにペットボトル1本分の薬品を使うとも言われています。 それは規制されている化学物質が入っていないのは基本ですが、まだ規制されてないものも多数あります。もう「都合」で後世に先送りしていい時代ではありません。