フッ素化合物
ファッションブランドのH&Mもフッ素化合物 使用禁止に。
H&MはPFAS( パーフルオロアルキルスルホン酸類 )の使用を2013年に全面禁止としました。
PFASとは 撥水性や撥油性が知られる産業化学物質で、主に家庭用品の防汚や防水スプレー、焦げ付き防止のテフロン等に使用されています。
有毒性の高いその中にはPFOA(パーフルオロオクタン酸/アメリカでは廃止を呼びかけ)やPFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸/ヨーロッパではすでに使用禁止)などがあります。
現実として日本から撥水のためフッ素を使った商品の輸出は出来ません。
精巣がん及び腎臓がん、低出生体重、甲状腺障害、精子の質の低下、高コレストロール、妊娠高血圧症、自閉症、潰瘍性大腸炎など人間の様々な健康問題に関連していると研究されており
人の血中での半減期(人間や動植物の体内に取り込まれた物質が、代謝や排泄などでおよそ半量が体外に排出されるのに要する時間)は4年~8年といわれています。
最近では賠償として2018年2月に3M社がアメリカのミネソタ州と 8億5,000万ドル(約970憶円)で和解したとの報道が有名ですが、この問題も根本的には1970年代から続いていて40年ほど経ってとりあえず解決となっています。
他にもまだ解明されていない有害化合物や、その対処法として新たに開発される化合物まで研究や調査が追い付いていない状況が続いています。それはこれからも続くでしょう。
安心して暮らせる環境作りは家族やペットのためであり、家や建物の保存のために不安要素がある化合物を使のは、優先順位どころかそこで生活したり接する人々の健康がそれまでもたない可能性もある、と考えずにいられません。